超指向性を楽しめるパラメトリック・スピーカー実験キットこ のキットは、超音波を利用したパラメトリック・スピーカーを手軽に再現できるように設計してあります。パラメトリック・スピーカーは超音波が空気中を進行 する際に生じる歪を利用して、可聴領域に音を再現する仕組みです。超音波の変調にはDSB変調を採用していて、市販のパラメトリッ ク・スピーカーのような、歪の補正は行っていません。したがいまして、音楽の再生などには適していないことをご了解ください。下の動画は開発中のDFM変 調基板を使用したサンプルです。最新のドライバー基板は、非常に高音質になっています。低音域が少し歪むことを除けば、ほとんどHiFiといえるレベルまで音質が改善しています。 お知らせ:
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現在、新しい変調基板を作っているところです。試作では、部屋の中で鳴らすには大きすぎるくらいの音量が出ています。壁や天井に反射し まくりの状態 です。音質もかなり改善して、ラジオのアナウンサーの声なら明瞭に聞き取れるようになりました。手元にはデジキーから届いた100W級のD級アンプのIC があるので、使ってみるつもりです。
開発中の基板ですが、ようやく回路が定まってきました。試作基板はすでにMAKEの会場で公開しました が、動作が不安定だったので、いくつかの改良を行いました。変調方式は、DSB and FM Mixed Modulatorです。アナログスイッチの駆動をPWMで行うことで、DSBだけの変調よりもさらに効率よく超音波トランスデューサーを駆動できます。 音質も大幅に改善しました。トップの動画サンプルで確認してみてください。回路図はGPLデザインライセンスです。