超音波無指向性スピーカー

電子工作コンテスト「GUGEN」でみごとに落選した作品をキットにしました。
(組み立てた例、出品には含まれません)

ベースになっているのは、高音質化したパラメトリック・スピーカーです。従来のパラメトリック・スピーカーは、あまり音質がよくありませんでしたが、改良 したドライバーアンプでは、低音の再現性が少し悪いものの、中高音は非常によい音になりました。これでボーカルを聞くと、通常のスピーカーではわからない ひとの声の生々しさが伝わってきます。しかし超音波を長時間聞いていると、暴露により頭痛がするなどの副次効果がでてきます。そこで、超音波をパイプに通 して、拡散してやることで超音波暴露を低減しました。

キットには、超音波スピーカーユニットとドライバー基板だけしかありません。
キット内容(超音波スピーカーユニット、ドライバー基板)

ほかのダンボールパイプ、鉢植えの皿、金具などは、ホームセンター、100円ショップで揃えてください。
必要なもの(キットには含まれません)
とくに難しいところはありません。超音波スピーカーユニットを鉢植えの皿にホットボンドで固定します。ダンボールパイプにL型金具を曲げて、木ネジで固 定、パイプを皿の上に乗せて、金具を木ネジで皿に固定します。
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ドライバー基板は、DC15V~19Vで動作します。5.5mmDCジャックです。センターピンが+なので、ノートパソコンなどの電源が利用できます。 3.5mmジャックはモノラル入力です。スピーカーレベルの音源を使ってください。Frequencyとpulsewidthのトリマーを調整します。 Frequencyは40kHz付近にあわせます。スピーカーユニットをつないで調整してください。Pulsewidthは真ん中辺にセットして、歪がな い位置に調整します。

放熱器が熱くなります。24Vまで使用できますが、そのときは放熱器を大型のものに交換してください。
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このキットはパラメトリック・スピーカーとしても使えます。近くでは、超音波による圧力がわかるくらい強力ですので、直接、長時間聞くのはやめてください。